フランス映画って難しい?初心者もきっと虜になる、おすすめ7選

  • 2019年8月13日
  • 映画
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こんにちは。ドラジェの手しごと、楽しきひとときです。いつもはドール服や、アクセサリー作品を主に投稿してますが、映画好きなこともありオススメしたい映画作品をご紹介していきたいと思います。気になる、観てみようと思ってくれたら幸いです。それでは、さっそく本日はオサレな雰囲気醸し出すフランス映画、例えばアメリカ映画とは、全くもって違う表情があって、多少とっつきにくい印象が、ワタシには当初思っていました。
そんなワタシでも、フランス映画の魅力に少しずつはまっていき、実際に観て、まさに虜になっていった作品たちです。
まずは、アニメからご紹介していきましょう。

パリ猫ディノの夜

アニメといっても、大人でも十分に楽しめる作品です。

簡単なストーリー・・・
昼と夜に、それぞれ飼い主がいるパリ猫「ディノ」が主人公です。そのディノを通じて、綺麗事ばかりではない人間の残酷さや悲しみの部分を焦点をあてていきながら、ともにミステリーが絡み合いひも解いていく。かといってダーク的な部分ばかりではなくて・・・

そこはフランスならではの「色彩」と「音楽」が癒しとなって展開していきます。
流れる音楽がさりげなくシャンソンだったり、Jazzが流れていたり終始おしゃれ感がまといます。
また、作風がアナログ感というか愛嬌があり、その温度を感じる絵とストーリー、音楽とそしてフランス語が絶妙に絡み合って、ついつい見入ってしまいますよ。
ぜひオススメします。

美しい絵の崩壊


原題が「TWO MOTHER」ですが、邦題のタイトルが気になって観た作品でした。観終わったあと、この邦題の「美しい絵の崩壊」タイトルと原題の「TWO MOTHER」見事にリンクしてると思いました。

話が進むにつれて、本当に美しい絵が崩壊していく・・
ストーリの前半が。最初どういう事???っていうのがちょっとありますが必ず、腑に落ちるのでご安心を・・・ちなみにフランス/オーストラリア合作で、言語は英語になってます。

簡単なストーリー・・・
舞台は、オーストラリア東部のビーチに2つの家族がいて、その親友同士のMomと互いの息子との禁断の世界。正直、こういった関係性は、ようわからんと思いながらも、話が進むにつれ不思議とラストまで品性が失われずに、さらに夏の暑さの中に、爽やかな風がスーと通り抜けていき、それプラス芸術性のある作品でした。
そしてなんといっても、オーストラリアの海がホントにきれいなので、こんなところで生活したいな~と思っちゃったりします。

バツイチは恋のはじまり

簡単なストーリー・・・
初婚が失敗に終わるというジンクスを抱える一家に生まれた女性が、本命の恋人との結婚前に、バツイチになろうとしてドタバタ奮闘するラブコメディー。基本コメディなですから笑えるし、ちょいとToo-muchな描写もあるにはあるのだけど、これは本当に楽しいさとジワリと感動を呼ぶ作品です。フランス映画初心者の方にも見やすいと思います。

ぼくを探しに

簡単なストーリー・・・
幼少時代に両親がこの世を去って以来、言葉を発することができないポール(ギョーム・グイ)は、伯母姉妹に育てられます。
彼は過去の記憶を心の中に秘めながら孤独な毎日を淡々と過ごしていたそんなある日、彼はひょんなことから同じアパルトマンで生活しているマダム・プルーストと出会いから・・・。

この映画は「アメリ」をプロデュースしたクローディー・オサール、ワタシもアメリからフランス映画好きになったきっかけの作品でもあります。この独特な色みのファンタジックさは、健在で不思議な世界に入っていけます。「アメリ」が好きな人は、特に映像美は病みつきになると思います。

不機嫌なママにメルシー


主に、ぼくとママが出てくるのだけどこの役は1人2役・・
それもギョーム・ガリエンヌです。イヴ・サンローランで、ピエール・ベルジェを演じた人だけどあの役を演じた人なの~?って思う程、当たり前だけど全く別人・・・笑 さらに、この映画で監督・脚本も手掛けてる。なので、実話だそうです。
ん?でも実生活、結婚しているようですが・・・

そしてこちらの作品も・・・

イヴ・サンローラン


まずは主役であるイヴ・サンローラン役のピエール・ニネ。このたたずまい、美しい以外思い浮かばない

彼は撮影に入る前の5ケ月程、イヴ・サンローランの役作りに費やしたそうです。公私にわたり、パートナーのピエール・ベルジェも外見や仕草もイヴそのものだと言ったほどです。またサンローラン財団に公認されているので、衣装も使用許可を得て、それらのオートクチュールなどが映画に登場し、使われてます。
簡単な解説・・・
天性の才能、繊細で破滅的で、デザインを生み出す苦悩やプレッシャー成功や脚光を浴びる背中合わせに闇の部分にもがきながら1つ・1つデザインを生み出していくプロセスが細かく赤裸々に描いていて、ここにもフランス映画の独特なアーティステックな匂いがするような作品です。

そんな天才を、どんな時でも支えていたのがピエール・ベルジェだろうな。ホント献身的で、彼がいたからこそイヴ・サンローランが、ファッションクリエーターとして、その表現に没頭できたことも事実なんだろう。ホント功労者です。そんな二人の関係性も描かれています。

ブランドという存在・歴史・誇り・人・文化はやはり重みが違うと改めて思いました。ブランドを手にするということは、そういった理解や敬意を深めないといけないですね。
美術館も2017年秋にフランス・パリ16区ととモロッコ・マラケッシュにOPENしてます。

そんな劇中に流れる音楽がJazzだったり、マリア・カラスの歌が流れるあるシーンで「トスカ」が流れるるのですが、それまでのストーリーが、走馬灯によみがえってきてイヴ・サンローランの歩いてきた道の輪郭がくっきりと浮かびあがってくるんです。

美女と野獣(フランス版)

美女と野獣と言うとディズニー版が有名ですね。こちらのフランス版の「美女と野獣」は元々フランスの童話を実写化してます。映像美、カメラワーク、音楽、美術、薔薇に囲まれた城、そして、ベルの確固たる芯の強さのある言葉やフランスの美的センスが、あちらこちらにあふれていて素敵な映画です。

ストーリー的には、様々に映像化されているアニメ、ミュージカルの内容とは違い、今まで触れられていないもう一つの側面のエピソードを監督が知り、野獣は、実際どのような罪を犯し、姿を変えたのか」を
ベースに、それをベルが城の中で見る夢の導きから、野獣の過去を、時に勇敢に解明していく。
要は傲慢、欲深さが原因で呪いがかかってしまい、まぁ~自業自得ではあるんですが・・・おとぎ話って、さりげなく人間のダークな部分もわかりやすく教えてくれますよね。

実際のフランスの童話でも、神話からのヒントをも得ていることあり神秘的な森のシーンで、現在と過去の行き来をしたり、神の領域と人間界との境界線もファンタジックに描かれています。

また、ベル(レア・セドゥ)の衣装も見どころです。ストーリーの節目ごとにアイボリー、グリーン、ブルー、レッドの美しいデザインのドレスをシーンの背景にあわせ、衣装が見事に引き立っている。
また衣装には、日本の折り紙をインスピレーションに刺繍、ラインストーンで取り入れてるドレスも必見
ディズニー版もフランスの童話をベースに描かれていますが、フランス版はそれよりもアート性や不思議と人間の泥臭い部分もあって、見応えがあります。

いかがでしたか?

特に「バツイチは恋のはじまり」「ぼくを探しに」「不機嫌なママにメルシー」はテイストは全く違うのだけど、それぞれ自分にとっての幸わせを見つけにいきます。
またイヴ・サンローラン、パリ猫ディノの夜、美女と野獣も芸術性が高くて、なおかつ人生観も描かれているので奥行きのある作品だと思います。

他にも上質なフランス映画は沢山あります。フランス映画は、とても奥深いし一度はまっていくと、病みつきになること間違いなしです。あたなにとって、とっておきの作品がここにあるといいなと思います。
またステキ作品に出会えたら、ご紹介していきたいと思います。

今まで観たフランス映画の一部ですが、観たことがない人がいればこれらの作品は、どちらかというと、とっつきやすいと思うのでフランス映画の入り口におすすめしたい作品です。
今回は、映画のご紹介でした。
ドラジェの手しごと、楽しきひとときにご訪問ありがとうございます。またお会いしましょう!!